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不動産マネ− (H25/3、週刊ダイヤモンドよりの抜粋)

2013/04/03
1.銀行
昨年あたりからメガバンクだけでなく、地銀や信託銀行も交えて金利のダンピング合戦が起きている(メガバンク幹部の話)。金融緩和でカネは腐るほどあるが、優良貸出先は殆どない。そこで
、反転し始めた不動産市場にマネ−が流れ込んでいるのだ。
ノンリコ−スロ−ンの融資条件が驚くほど緩くなった(大手信託銀行の不動産担当者の話)。
「欲しい物件が出てくれば、借り手側は融資条件を入札してレ−トの低い銀行から借りていく。貸し手には厳しい条件である」(メガバンク幹部の話)。

2.日本の地価が反転し、再び土地バブルが発生するか。
・まだ、冷静に様子見している投資家が大半である(東京カンテイ、中山氏)。
・地価上昇が本格化するには、いまだ高止まりする、中堅クラス以下のビルの空室率の改善が不可欠、といわれる。そのためにも、こうしたビルに入居する中堅・中小企業の業績が上向くことが大前提である。現在はマネ−先行で盛り上がっている不動産市場だが、実需が追いついてくれば、さらなる上昇は必然。実需の裏打ちによる力強い成長になるのか。業界関係者は固唾をのんで見守っている。

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