地域創生と経済学の基本
2017/07/30
以下は、H29.7.19日経新聞「大機小機」欄の隅田川氏の小論考である。
経済学には、殆どの学者が同意する基本的な考え方がある。これに照らしてみると、現在進められている地方創生策には、つぎの疑問符がつくものがある。経済学の基本的な考え方を生かすべきではないか。
1.地産地消の考え方
経済学は自給自足的な考え方を捨て、分業の利益を発揮すべきだとしている。
2.東京への集中是正など、集中を政策的に是正しようとする考え方
経済学は集積の利益の存在を教えている。多くの人や、企業、大学などが東京に集まるのは、集積の利益を発揮できるからである。
3.人口移動を抑制する考え方
経済学は資源の移動をできるだけ自由に流動性を高めるべきだとしている。
経済学には、殆どの学者が同意する基本的な考え方がある。これに照らしてみると、現在進められている地方創生策には、つぎの疑問符がつくものがある。経済学の基本的な考え方を生かすべきではないか。
1.地産地消の考え方
経済学は自給自足的な考え方を捨て、分業の利益を発揮すべきだとしている。
2.東京への集中是正など、集中を政策的に是正しようとする考え方
経済学は集積の利益の存在を教えている。多くの人や、企業、大学などが東京に集まるのは、集積の利益を発揮できるからである。
3.人口移動を抑制する考え方
経済学は資源の移動をできるだけ自由に流動性を高めるべきだとしている。